紫陽花が雨上がりの夕陽に染められてきれいです。

近年は特に感じるのですが、夕暮れのひととき、雨上がりの時などは尚のこと、この世界が洗われたようで、空気が清々しく感じられて、胸に沁みるのです。

さて、私事で恐縮ではありますが、胸に沁みる出来事・・・親しく、さりげない心遣いでもてなして下さる飲食店の経営者が、突然、お亡くなりになられました。

人様がお亡くなりになるという事には、日頃、向き合っている私ではありますが、突然の知人との別れは、悲しみと共に、矢張り、戸惑いがあります。

別れは、あらかじめ覚悟が成されている時と、そうではない時があるものです。

この度の突然の別れは、優しかったその方のいろいろな想い出と共に、面影を偲んでしまいます。

親切で優しい気配りをなさっておられたその方の素晴らしいお人柄を表すような文章を、以前に目に致しました。おそらくは、昔の心理学者が書いた文章の一部かと思われます。

とても良い文章です。皆様の心にもあたたかなものを感じて頂けると思います。

*「(わら)う」という言葉は、
古くは「(わら)う」とも書いたという。
笑顔は、人間が咲かせることのできる花である。
お金があってもなくても、
家族にも、友人にも、
惜しみなく贈ることのできる
幸せの花が笑顔である。*

 

「貴方の笑顔の花で幸せを頂きました。ありがとうございました!」

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

合掌 

2012年(平成24年) 6月吉日