しょうぶ、あじさい、花ざくろ・・・六月の花は雨に似合います。

皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

日頃より當山、並びにホームページとおつき合い頂き誠にありがとうございます。

ちょっと面白い本をみつけました。「運を引き寄せる最高の生き方」

その中に、禅語が紹介されておりました。

大本山総持寺で修業をされた、枡野俊明氏(建功寺 住職))が、禅の金言として

インタビューにて話しておられます.

本日の住職のお話は、人生の迷路から抜け出し、おだやかに幸せに生かせて頂く

"ヒント"になるような禅語をご紹介させて頂きます。

〇心外無別法(しんげむべっぽう)

おだやかに過ごすのも、すさんで過ごすのも、すべては心の持ち方ひとつ。

ものごとに対し、悲観的・否定的・消極的にならないように心がける。

〇和顔愛語(わげんあいご)

いつも笑顔で、おだやかな言葉遣いを心がける。お互いに心がけていれば、

気持ちは自然と和らいでくるもの。嫌なことがあっても「笑顔で挨拶」

〇放下着(ほうげじゃく)

いっさいの執着や思慮分別を放り捨てなさいということ。

悩みが生まれる原因は、なにかにとらわれているから。

執着心を持たないのは難しいですが、減らすことは可能です。

〇夜坐(やざ)

修行僧は禅を組み、心を鎮めて床につきます。

日中は影を潜めていた不安や心配事が闇とともに姿を現します。

判断を誤りがちなので、夜は大事なことを考えて判断しない。

これは愚僧の考えですが、不安や心配事は早く寝て、

早起きをして、朝に考える。寝ることで、心も体もすっきりで、

良い判断ができるのではないでしょうか。

〇而今(にこん)

今を切に生きることです。過去や未来にとらわれ後悔したり、

不安を抱くより、今を楽しく頑張って生きる・・言い換えれば

今を大切に生きるということです。

本日ご紹介の禅語はごく一部です。住職のお話で、これからも

お伝えさせて頂きますが、ご関心のある方は書物やインターネットで

お調べ頂ければと思います。インターネットでは「禅語」で検索されますと

沢山出てくると思います。

 次回の住職のお話は、以前お話をさせて頂いた、高齢者ドライバーの

 続編と申しましょうか、自身が体験をしたことに触れたいと思います。

 暑くなってまいりました。どうぞ皆様水分補給をしっかりなさって頂き


今年の夏もお元気にお過ごしなさってくださいませ。

                        合掌

平成三十年(2018年) 六月 佳き日