雨上がり。境内の緑が美しくまばゆい季節です。

さて、五月初旬、運転中に、信号を見間違われた高齢者ドライバー運転の

車に当てられて、むち打ち症になってしまいました。

先様は奥様とお二人で乗っておられ、御主人が運転。お二人は入院されておりました。

以前、「住職のお話」にて(平成二十九年十二月) 高齢者ドライバーについて、

考えを述べさせて頂きましたが、自分が事故にあう事になるとはあまり意識しておらず、

自身が安全運転をすることだけに注意をはらっておりました。

避けられなかった当方に、全く責任がないとは申せませんが、八割方は先様の不注意。

不幸中の幸いと申しますか、お互いに命に別条がなかったことが救いであります。

この程度で済んだことを、御神仏に、心より感謝申し上げました。

高齢者の運転はリスクが高くなることが顕著であります。しかしながら、同年齢でも

個人差があることも否めませんが、老化により、動体視力はもとより、

あらゆる機能の低下により、事故へとつながる事が、少なからずあると思います。

それぞれに事情や考え方もあり、高齢者となっても、運転を止めないでおられる方も

いらっしゃいますが、なるべくならば、運転は控えて頂ければと願います。

この件があり、以前にも増して思いました。愚僧は75歳をめどに、運転免許証を

お返しせねばと。そして、あと数年、更に気を引き締め、安全運転を

心掛けるだけではなく、巻き込まれないよう、注意を払ってまいりたいと思います。

むち打ち症は、後に症状が重くなる場合もあると認識しており、これからを思うと

少々の不安はございます。しかしながら、むち打ち症で済んだことを良しとして、

 明るい気持ちで、日々を過ごさせて頂かねばと思います。

 最後になりましたが、檀信徒様は勿論、皆様が、ご無事にお幸せに日々を

 過ごせますように、心よりお祈り申し上げて、ペンを置かせて頂きます。

                                   合掌

平成三十年(2018年) 七月 佳き日