本年五月、新しい元号になるようです。

元号が変わって、天皇陛下がお変わりになられても、

日本に日本人として生まれてこられたことに喜び、

御神仏に畏敬の念をしっかりと抱き、

生かせて頂きたいと深く思っております。


さて、本日の「住職のお話」は、前年に幾度かご紹介の禅語です。

おだやかに、健やかに・・・幸せな人生を歩むための気づきの言葉です。

 *萬法帰一(ばんぽういちにきす)*
  森羅万象、すべてのことは、絶対真理に戻ってゆくものです。
  苦しみや悲しみ、喜びや幸せが、永遠に続くことはありません。
  常に表と裏は、代わる代わるやってくるものです。

 *平常心是道(びょうじょうしんこれどう)
  イライラしたり、くよくよ悩んでいると、何も解決しないまま
  あっ!という間に時間が過ぎ去ります。
  心の揺れ幅はできるだけ小さくを心がけます。

 *歳月人待人*(さいげつひとをまたず)
  今日という日は二度と帰っては来ません。
  やる気が起きず、ダラダラと過ごしてしまうのは、
  確実に明日があるという思い込み。
 「今」を大切に生きることが大事です。

 *一大事申今日只今心也
 (いちだいともうすはきょうただいまのこころなり)
  大切なことは今の一瞬一瞬を精一杯生きること。
苦しいことも、明日に先延ばしするのではなく、
今日しかやるときはないのだと思って仕上げてしまうことです。

禅語、またの機会にご紹介いたします。

本日の「住職のお話」、松下幸之助さんの言葉で締めくくりたいと思います。

  感謝の心が高まれば高まるほど、それに正比例して

  幸福感が高まっていく。

                                            合掌

平成三十一年(2019年)  一月  佳き日