この一年を振り返り、来年は安心安全に、穏やかな良い年にと願う頃、

「住職のお話」始めさせて頂きます。

令和二年は、先の天皇皇后両陛下が上皇陛下、上皇皇后陛下となられた

幸せな幕開けでありました。

喜ばしい一年の幕開けでありましたが、新型コロナウイルスという

厄介なものが現れて、日本のみならず世界中をどん底に

落としてしまった一年でありました。

先ずは、医療従事者の皆様に、心よりの感謝を捧げたいと思います。

このような事態の時に、僧侶として、何が出来るのであろうかと自問する日々を送りました。

答えは、未だに見出しておりません。ご容赦くださいませ。

一人の人間として、何が出来るのか・・・その答えは見出せました。

マスク・手洗い・うがい。リスクあることは、やりたくても我慢する。

そして、誰かを思いやり、希望の光を見出して、前向きに日々を暮らすことであります。

今は、人間とコロナの戦いであります。ご神仏は、必ず、援護をなさって下さいます。

ご神仏のご存在を信じて、畏敬の念を抱き、不便や不自由に負けず、希望の光を胸に、

笑顔で暮らさねばと、強く深く思うのであります。

老いも若きも、健常者も障がい者も、すべての人が共存し、共栄出来る世の中でありますようにと

切に願い、祈る、愚僧であります。

皆々様の、ご健勝をお祈り申し上げ、令和二年の、「住職のお話」を、終えさせて頂きます。

令和三年が、穏やかな良き年となりますように!!

                                合掌

令和二年(2020年) 十二月 佳き日